小生はおっさんの現役青春18きっぱー。5月はJRグループの「青春18きっぷ」の期間外なのでGW期間中の鉄道旅行は例年は少ない。しかし今年はふと鉄旅に出かけたい衝動にかられ愛知県で未到達の地、知多半島巡りとこれを機会に名古屋鉄道で乗車したことのない路線と終着駅に行ってみたくなり以下の条件で計画をまず立てた。
①目的:愛知の鉄道の完全乗車(名古屋鉄道と市営地下鉄のそれぞれの路線一部)
②メイン目的地:知多半島(個人的に愛知県未踏地)のどこかをぶらぶら散策
③安価であること:出張時に利用していたカプセルホテルに宿泊する、格安きっぷを利用する
④実施日:2023年5月3日~4日の一泊二日
調べてみると名古屋鉄道(以下:名鉄)には「名鉄電車全線2DAYフリーきっぷ(大人4000円)」がありこれを利用することで①②の条件を満たした計画が可能になると判断。②についてはかねてより常滑焼に興味があったのとセントレア(中部国際空港)へ行ってみたいと考えていたのでいざ具体的に計画開始。するとたまたまネットで(御朱印集めも趣味なので)神社仏閣、お祭りを調べていると④の実施日にドンピシャな愛知県半田市「亀崎潮干祭」(※前記事でも紹介)を知り、特に「海浜曳き下ろし」を見たくなり計画に組み込むことに。以上①~④を満たす条件で実施した旅レポートを以下に記述
岐阜駅・名鉄岐阜駅
まず京都駅を在来線の始発で米原駅を経由
7:51に岐阜駅に到着。この駅で降りるのは数年ぶり。ここから徒歩で名鉄岐阜駅に向かいます。
十数年ぶりの利用となる名鉄岐阜駅。こちらで切符を「名鉄電車全線2DAYフリーきっぷ(大人4000円)」購入します。誤算だったのは現金のみでの購入。今回現金1万2000円しかもってきておらず早くも1万円割れ…。
8:02発 中部国際空港駅行きの特急(自由席)に無事乗車。最初の目的地である「亀崎潮干祭」が行われる半田市へ向かいます。
太田川駅
名鉄名古屋駅を経由して、これまで乗車したことのない名鉄常滑線へ。ここからの風景は初めてなのでみるものどれも新鮮。そして太田川駅に到着。河和線との分岐駅であるこの駅で知多半田駅行きの普通列車に乗換。
知多半田駅行きの太田川駅8:50発の普通電車がやってきました。
8:50 知多半田駅行きに乗換。この先、途中の特急停車駅でもある阿久比駅には、私がこよなく愛するの焼きそばを製造されておられる名城食品さんの工場もあるそうです。
知多半田駅・半田駅
工場、住宅、田畑が混ざりある独特の風景を楽しみながら進んでいくと9:19知多半田駅に到着。
半田市は「ごんぎつね」で知られる新美南吉さんの故郷であり博物館もあるそうです。郵便ポストもごんぎつねがいます。
本日の目的「亀崎潮干祭」の「海浜曳き下ろし」の観覧のためには、JR武豊線半田駅で乗換、最寄りの亀崎駅で下車が必要。乗換時間12分で700m先の半田駅まで行き9:31発の列車にのらなければなりません。結構ぎりぎりでしたが無事に乗車。なお西側に駅の入口はなく、名鉄側から乗り換える場合は、線路をくぐり東側から乗車しないといけません。乗換の際はご注意を!
亀崎駅
9:37 亀崎駅に到着、こちらでお昼まで「亀崎潮干祭」の「海浜曳き下ろし」の観覧を楽しみ、主宰の神前神社さんで御朱印を無事いただくことできました。(※詳細は前記事ご参照)
亀崎駅に戻り乗り鉄再開。名鉄の知多半田駅に戻り河和駅へ向かいます。
木造の味わい深いレトロな駅舎の亀崎駅。
12:07 亀崎駅発武豊行きの列車に無事乗車。
半田駅・知多半田駅
名鉄の知多半田駅に戻ってきました。名鉄の未踏破路線の乗りつぶし再開です。
12:25発の河和駅行きに乗車します。
河和駅に向かう車両には多くのクラブ活動らしき学生さんが乗車しています。
河和駅
12:50 河和駅に到着。
知多半島南部の観光拠点駅でありそれなりの規模のある終着駅です。駅には名古屋方面へのパノラマカーが発車時刻を待っています。
次回は車で半島の先端になり羽豆岬や日間賀島へ足を延ばしてみたいものです。
12:57 バスに乗車。河和駅前のバス停から「海っ子バス」で名鉄知多新線の終着駅内海駅へ移動します。ちなみに乗車料金は300円。
内海駅
13:13 内海駅着。名鉄最南端駅でもある知多新線内海駅。かつてはベッドタウン計画もあり高架で高規格な駅ではありますが、現在は閑散とした印象の無人の終着駅。ここから富貴駅行きの列車で神宮前駅を目指します。
13:36発の富貴駅行きに乗車します。
富貴駅
13:54 富貴駅に到着。ここで名古屋方面へ向かう特急に乗換え。ここから神宮前駅を経由ぐるっとまわり名鉄三河線の終着駅碧南駅に向かいます。車だったら直線距離で約13km、約20分くらいの距離なんですけどね。今回は名鉄未乗車線の乗車が目的なのでかなりの遠回りなのですがミッション回収します。
14:03発 特急名古屋ゆきに乗車。神宮前で名古屋本線に乗換知立駅を目指します。
知立駅
14:53 神宮前駅を経由して知立駅に到着。現在この駅も高架工事中。名鉄本線と三河線が交差する特急停車駅だけあって阪急の淡路要塞並みの要塞感がこの駅にも溢れています。複雑な経路を経て三河線碧南駅行きの列車に無事乗車。
15:01発 碧南駅ゆきの普通電車に乗車。
三河高浜駅
15:25 碧南線も単線のため行き違い駅が設定されています。そのひとつが三河高浜駅。
約3時間ほど前までいた「亀崎潮干祭」の行われている海岸へは高浜港駅からわずか3km。
碧南駅
15:37 碧南駅に到着。以前はここから吉良吉田駅まで線路が続いていたそうですが、その線路は廃線。現在、碧南駅は三河線の終着駅となっています。
15:42発 折り返しの普通列車で再び知立駅へ戻り、三河線北の終着駅である豊田市の猿投駅に向かいます。
この日の午前中にいた半田駅までは境川を挟んでわずか7km足らず。いかに大回りをしているか改めて再認識。
知立駅
16:20発 猿投駅ゆきの普通列車へ知立駅で乗換。名鉄三河線は知立駅を境に南北で運行が分かれています。通しで運行する場合知立駅でスイッチバックが必要になることを考えれば当然かもしれません。
猿投駅
16:54 名鉄三河線北の終着駅猿投駅着。三河の田舎らしい長閑な雰囲気のある駅でした。ここからは梅坪駅より名鉄豊田線で赤池駅に向かいます。
17:15発の列車で梅坪駅で名鉄豊田線に乗換地下鉄との接続駅となる赤池駅を目指します。
梅坪駅
17:22 梅坪駅で下車、すぐに対面に停車中17:24発の名古屋市内方面の地下鉄車両に乗り換え。
赤池駅・鶴里駅・御器所駅
赤池駅で一旦、下車し、名古屋市営地下鉄の「地下鉄全線24時間券(大人760円)」を購入します。実は地下鉄桜通り線の完全乗車がまだなのと明日朝も利用する必要があったため計算するとこの券がだいぶお得でした。あと24時間縛りなので日付が跨ってもOKなところが便利でお得な良切符です。赤池駅で折り返しの車両に乗車します。運転士自ら前面のガラス拭きをされています。
18:16 名古屋市営鶴舞線・上小田井駅経由岩倉駅行きに乗車。
名古屋市営地下鉄桜通り線の未乗車区間を乗車します。
上小田井駅
名古屋地下鉄未乗車区間の乗車を終え、再び地下鉄鶴舞線で名鉄との相互乗入れ乗換駅である小田井駅へ。ここから犬山駅を経由して名鉄小牧線を乗車し、本日の宿泊予定地である栄駅へ迂回ルートで戻ります。なぜこんな遠回りするかといえば、名鉄小牧線が未乗車のためです。
18:58 名鉄犬山線に乗換、犬山駅を目指します。
犬山駅
19:29 犬山駅着。さすがに初夏とはいえこの時間は夜となり真っ暗。乗ってきた列車はそのまま新可児駅行きに変更。こういった運用が名鉄らしいところ。
19:42発の折り返し平安通駅行きの列車がやってきました。未乗車区間な上、夜になってしまい風景を楽しむことはできませんでした。しかしこの日の名鉄小牧線乗車を最後に名鉄路線全線乗車に向けて未踏破路線は、常滑線と津島線の2線。
平安通駅・栄駅
20:16 平安通駅着。名城線へ乗り換えです。
名城線へ乗り換え、今晩の宿、栄のカプセルホテルに向かいます。
本日、京都からの移動経路は以下のようになりました。いよいよ明日名鉄全線乗車達成予定です。(→2日目に続く)
今回の記事もご覧いただきありがとうございました。
位置ゲー「駅メモ」ではこの日の移動距離が大きかったので推しキャラののマイレージが大きく伸びました。