冬の山陰 乗り鉄旅 | 復路 Dec.2022

はじめに

冬の青春18きっぷの旅、山陰編二日目、予定としていたのは以下。

・早朝、冬の大山を背景に走る特急やくも号とサンライズ出雲号の撮影
・駅メモイベント「つむぎと巡る『根雨のまち』 デジタルスタンプラリー」のコンプ。

つむぎと巡る『根雨のまち』 デジタルスタンプラリー | 駅メモ! - ステーションメモリーズ!- 公式サイト
つむぎと巡る『根雨のまち』 デジタルスタンプラリー

しかし昨日とは打って変わって朝から大雨。さすがに屋外での撮影はカメラに負担が大きく中止にすべきだと思いつつ予定通り米子駅へ。

米子駅前のモニュメントといえばコレ。時計塔なのですがどう見たって銀河鉄道999のカタパルト。調べてみると施工されたのが1995年4月。結構前の作品なのですね。山陰鉄道発祥の地、米子の交通拠点としてのイメージで蒸気機関車が空に向かって飛び立つイメージで街づくりのシンボルとなるように設計されたようです。

伯耆大山駅

伯耆大山駅 本来であれば撮影ポイントの最寄り駅で徒歩15分ほどかけてポイントに向かう予定でした。しかし雨が強く大山(だいせん)も見えなかったので撮影不可、駅撮りに変更。次の新見方面へ行く普通列車が到着するまでやってくる車両を撮影することにしました。この駅で山陰本線と伯備線が合流するので米子方面への列車本数は多いです。

大雨の中、米子駅より乗ってきた車両は発車していきました。

上りの特急やくも4号。朝の岡山行きは伯耆大山駅に停車します。

米子行きのディーゼル車両がやってきました。地元の学生さんでしょうか、数人の乗客が乗車します。

上菅駅(かみすげえき) 日本一小さな 「蔵」美術館

黒坂駅で出雲市行き下りのサンライズ出雲の通過を待ちます。もともと違う撮影地で大山を背景に置き撮影予定でした。今回は雨のためでしたが結果的にこの駅で撮影することができました。山にかかる霧がいい感じです。

伯耆大山より乗車してきた115系とすれ違います。日本で唯一の定期寝台列車になった「サンライズ瀬戸・出雲」できる限り長く走ってほしいものです。

上菅駅(かみすげえき) まず駅メモイベントの立ち寄りスポットである「日本一小さな 「蔵」美術館」を目指します。その前に乗ってきた普通列車を撮影。国鉄型車両の引退も進んでいます。このような光景を見れるのもさほど残されていないでしょう。

山間部を抜けて下りの特急やくもが通過していきます。

国鉄カラーに復刻塗装の上りやくも号。山間を駆け抜ける姿はとてもかっこいいです。

上菅駅より「日野往来」こと国道180号線を歩きます。

目的地へ向かうため旧街道を進みます。

日本一小さな 「蔵」美術館 駅メモイベントで立ち寄り。スポット回収。1階は、絵画などが展示され2階は、江戸時代を中心とした古美術品 などが置かれていました。入場は無料で個人の蔵が改造された面白い美術館です。

館内にもゲームイベントスポットであることを証明するかのようにキャラクター「根雨つむぎ」のアクリルスタンドフィギュアが設置されていました。

美術館を一通り拝見した後、再び上菅駅(かみすげえき)に戻ります。

下りの特急やくも号が山間の里を駆け抜けていきます。

上菅駅に戻りました。こちらにも駅メモイベントのポスターが掲載されていました。ここから本格的なイベント参加、次の目的スポットになる泉龍寺の最寄り駅になる黒坂駅に向かいます。

岡山、新見方面に向かう列車が立て続けにやってきます。

米子方面ゆきの列車に乗ります。

黒坂駅 泉龍寺

黒坂駅 ここにも駅メモイベントポスターが掲示されていました。

泉龍寺 黒坂駅から徒歩10分ほど旧街道筋をぬけると目的地の泉龍寺。

幕末、鳥取藩の勤皇派二十士が幽閉されたことで知られており、収蔵品も多く残されています。またご住職の話では、京都京北の山国隊とのゆかりも深くなにか親しみあるお寺さんでした。

本堂には赤い石州瓦が使われています。

参拝を終えて御朱印もいただきました。その後、黒坂駅へ向かう途中、踏切で下りのやくも号が走っていきました。やはり1時間に1往復走っているので沿線を歩いているとよく顔を合わせることができます。伯備線は陰陽連絡の重要な特急街道です。

黒坂駅に戻りました。近頃、街で見かけなくなった電話ボックスが懐かしい感じです。

上りの特急やくも号が通過していきます。

根雨駅 オシドリ観察小屋

根雨駅 現在の鳥取県日野町の中心駅となる根雨駅。一部の特急やくも号も停車します。

国鉄型である115系の顔合わせ。岡山側から見るとこのように懐かしい雰囲気です。しかし出雲・松江側から見ると2両ワンマン車に改造された関係でぶつ切り国電顔の先頭車両も多くなっています。

↓こんな国電顔の車両

赤い石州瓦が特徴的な根雨駅舎。山村に佇むレトロな雰囲気がとても心地よいです。

旧街道を抜けて目的スポットのひとつ「オシドリ観察小屋」に向かいます。

川沿いより観察小屋に向かいます。ここも駅メモのイベントスポット。

オシドリ観察小屋 多くのオシドリが冬の間、日野川べりに集まっています。伯備線の鉄橋を車両が通過する度に、一斉に羽ばたきます。

どちらかといえばプカプカと川面に浮かんでいるイメージですが、飛び立つ姿は意外といっては失礼ですがかなり俊敏で素早いです。

朝に日野川の鉄橋を通過した際に列車の中から撮影したオシドリが羽ばたく様子。

地元の特産品など販売している金持テラスひのに立ち寄ります。これで本日の目的ある駅メモのイベントスポットはすべて回収コンプリート。ゲーム内賞品としてゲームキャラのオリジナルラッピングと他アイテムがもらえます。

SHOPPING 金持テラスひの
鳥取県日野町の特産品を販売しているほか、ご当地グルメの出店、運試しをできるコーナーも。金持神社を訪れた際はぜひ立ち寄ってみては。

根雨駅 再び根雨駅へ戻り新見、岡山経由で帰路につきます。この日、晴れることがありませんでした。

写真のパネルは、駅メモで特急やくも号が擬人化されたキャラクター「根雨つむぎ」。

新見方面に向かう普通列車が来る前に、やくも号同士の列車交換がこの駅で行われました。せっかくなので動画撮影。出雲市へ向かう下り特急は、朝に上菅駅で出会っている国鉄レトロ色編成。岡山からやくも9号として運行。ちなみにこの編成一日2往復しています。

本日二度目の上菅駅で列車交換待ち。特急やくも号のパノラマ編成が高速で通過していきました。

普通列車に乗車、途中駅で特急やくも号と列車交換。さすが陰陽連絡のメイン路線、頻繁に走っています。

車両の傾き方が振り子式車両の特徴がでています。

新見駅 この駅で伯備線南北の普通列車の運行は切り離されています。岡山方面への列車に乗り換えます。

新見駅は伯備線の他に姫新線、芸備線が乗り入れる古くからの交通の要衝。気動車も留置されています。

備中高梁駅

備中高梁駅 この駅で岡山、赤穂線経由で播州赤穂行きの普通列車に乗り換えます。次の列車の発車まで少し時間があるので駅周辺を少しだけぶらり。

岡山県高梁市の中心駅でもあり駅に図書館が併設されています。地方に最近多いTSUTAYAさんの運営のようです。ここで購入した高梁紅茶が驚くほどおいしかったです。個人的には国産の紅茶ではナンバーワンに推したいです。

備中高梁駅に折り返し播州赤穂行きになる列車が到着しました。これに乗って播州赤穂で新快速に乗換、京都に戻ります。このルートだと着座がほぼ確実なので青春18きっぷでの旅の時はよく利用します。

京都駅 無事到着。次回は大山が姿を現してくれている時に観光したいです。今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました