やきものの街 常滑(とこなめ) 知多半島探訪 May.2023

個人的愛知県未踏の地「知多半島」。乗り鉄でもある私にとって名古屋鉄道の未乗車区間でもあります。今回はGW期間ということで「青春18きっぷ」期間外。でいかに安く周遊するかというところで「名鉄電車全線2DAYフリーきっぷ」で2日目はやきものの街 常滑(とこなめ)へ。

常滑のシンボル「とこにゃん」

常滑に訪問したのは、5月4日の朝9時頃。前日はお隣の半田市の亀崎潮干祭へ、その晩名古屋のカプセルホテルで一泊。かねてより興味深々だった常滑焼の街にやってくることができました。

名鉄常滑駅でおりて「やきもの散歩道」へ向かう「とこなめ招き猫ロード」。39体のゆる~いまねき猫がお迎え。常滑ゆかりの陶芸家や職人39人によって作られた招き猫のが壁に設置されています。それぞれがご利益のテーマに基づき作られておりとても面白いです。

「健康長寿」
「ぼけ封じ」

さてまずは、シンボルキャラクターの「とこにゃん」に会いに行き、そこから「常滑やきもの散歩道」の散策開始します。今回は時間が限られているので、とこなめ観光協会常滑支部公式が配布されておられる散策マップ推奨ルートのひとつ「Aコース」でまわってみます。1.6kmで所要時間は約60分。

※ネットで散策マップPDFファイルが閲覧できます。
とこなめ観光協会常滑支部公式散策マップ参照

http://tokonamesanpo.jp/map/pdf/sanpomichi_map-20230201-01_vol57.pdf

北山橋と「とこにゃん」
とこなめ見守り猫「とこにゃん」

なかなかのインパクトと大きさ! 高さ3.8m、幅6.3mもあるそうです。日本製の約70%の招き猫は常滑のとある窯元で生産されており、それにちなんだキャラクターのようです。

常滑やきもの散歩道屈指のインスタ映えスポットとして知られる「土管坂」。常滑焼の古い土管が壁を覆った特徴ある坂道。地面には「ケサワ」という土管の焼成時に使用した捨て輪の廃材を敷き詰められています。見栄えだけでなく滑らないように実用的な配慮が素晴らしいです。

朝の土管坂

この日はまだ朝の9時前で観光客の方も少なく撮影ができましたが、休日の日中はもっと多く人でにぎわいます。位置ゲーム「駅メモ」のカメラアプリで最近の推しキャラでせっかくなので記念撮影。

「駅メモ」おでかけカメラで撮影した土管坂

窯元が連ねる街らしい雰囲気。

廻船問屋 瀧田家」の前の「でんでん坂」。この坂も独特の雰囲気があります。

「廻船問屋 瀧田家」の前の「でんでん坂」

登窯広場前にある懐かしい郵便ポスト。

やきもの散歩道で見どころスポット一つである「登窯(陶榮窯)」。

登窯(陶榮窯)

高さの異なる10本の煙突が並ぶ光景は常滑焼を象徴する風景のひとつ。日本で現存する登窯としては最大級。1982年(昭和57年)に国の重要有形民俗文化財に指定され、2007年(平成19年)には近代化産業遺産にも認定されてます。

登窯(陶榮窯)

窯元の表札にも常滑焼の招き猫でつくられていたり目にするものすべてが面白い。

所々でみられる煙突はこの街が焼物の街であることを再認識させてくれます。

現在では使われなくなった煙突も多く焼物の街らしい雰囲気を演出しています。

常滑駅に戻り、朝開店していなかった駅構内にある観光案内所へ。ネトフリで配信されているアニメ映画「泣きたい私は猫をかぶる」の舞台がここ常滑だったようで、タイアップ、聖地巡りで市を挙げてPRに力をいれておられます。

常滑駅
常滑市観光プラザ (観光案内所)

常滑駅へセントレアからやってきた名古屋方面に向かう名鉄特急がやってきました。これに乗って熱田神宮へ向かいます。

常滑駅

知多半島はとても魅力的なエリアです。私がこよなく愛する焼きそば麺を作っておられる名城食品さんやカリモクさん、ミツカンさんなどの工場も多くモノづくり街であるのを再発見。次回もテーマを決めて観光しようと思います。

土管坂

中部国際空港(セントレア)も常滑市にあり別記事で紹介しています。

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