はじめに
2022冬の青春18きっぷ旅、山陰で2回、信州で2回使用しました。残り1回でどこへ行こうかと思案。ちょうどよさげなイベントが位置ゲーム「駅メモ」で開催されていました。
小浜線の駅や沿線の観光スポットを巡るデジタルスタンプラリー。これなら日帰りも可能なのでほどよい距離感。2022年最後の乗り鉄旅に出かけることにしました。
小浜線概要を紹介すると、敦賀駅を起点とし終点が東舞鶴。全長84.3km。全24駅。意外に長大なローカル線ですが、沿線にある関電さんの発電所の関係でしょうか、電化されています。
京都駅を出発、湖西線経由で滋賀に入り大津京駅を過ぎると日の出がとても美しかった。
近江舞子駅にでは、建物の隙間から朝日が差し込み、湖面に一筋、光の道がきれいでした。冬の早朝の列車に乗車すると知らない街での美しい日の出に出会います。これも冬旅の醍醐味のひとつ。
敦賀駅 氣比神宮
敦賀駅 2024年3月春の開業に向け北陸新幹線の延伸工事が進む敦賀駅。巨大な新幹線駅の要塞のようです。敦賀駅を西口にでるとバス停には銀河鉄道999のメーテルのラッピングがされた市内を走るバスが停車中。
敦賀駅から続くシンボルロードには、漫画家松本零士先生の「銀河鉄道999」と「宇宙戦艦ヤマト」の名場面を再現したモニュメント像が多く設置されています。
氣比神宮 越前国一宮。国の重要文化財でもある大鳥居が印象的な神社。本殿などは昭和20年(1945年)の空襲で焼失、戦後に再建されたそうです。
敦賀港(敦賀鉄道資料館) 杉原千畝の発給した「命のビザ」でも知られる敦賀港。古くから良好でしられる港。今回のデジタルスタンプラリーでの最初のスポット「敦賀鉄道資料館」は午前9時から。滞在時間の関係から今回はスルーします。
この日、雨天でした。しかし一瞬虹がかかりとても美しい光景を目の当たりにすることができました。
どんと屋 海鮮丼・天丼専門店どんと屋さんでブランチ。人気店で座席が少ない行列店につき早めに行って整理券を受け取っておきます。朝10時開店なのでどうやら最初の一団に入れそうです。
この日、注文したのは朝10時の開店直後から1日20食、11時までの1時間限定で提供される「漁師風まかない丼」。店の説明文によると、鮮度抜群の魚5種をぶつ切りにし、秘伝のタレで和え、あつあつご飯に豪快にのせた、海の男たちのご馳走丼とのこと。味噌汁、お新香付もついてお得ですが、休日の朝には、ビールを添えて楽しみたいところです。アルコールを遠慮なくいただけるのも。乗り鉄独り旅のよいところです。
敦賀駅に戻ます。東舞鶴行きの列車に乗って、スタンプラリーの次のポイントのある小浜駅に向かいます。
小浜駅
小浜駅 小浜市の代表駅であり、中心地にあります。スタンプラリー第2のスポット「御食国若狭おばま食文化館」に向かうのと同時に、施設内の「濱の湯」へ入湯するのも楽しみです。
御食国若狭おばま食文化館 残念ながらミュージアムは、年末休みのため休館中。しかし「濱の湯」は営業中につき、ゆっくりお風呂を楽しむことができます。
小浜市街地には雪を解かすスプリンクラーが設定されています。
若狭おばま観光案内所 こちらでデジタルスタンプラリーの画面を見せるともらえる粗品があるため立ち寄ります。店内にもデジタルスタンプラリーのポップが設置されています。※限定の色紙いただきました。
小浜駅に戻ってきました。
駅構内にも位置ゲーム「駅メモ」のデジタルスタンプラリーのポップが掲出されています。
小浜駅を出発してしばらくすると小浜湾が車窓に広がります。海辺の集落を繋ぐ小浜線ですが意外に海を臨むことができる場所は多くないです。小浜~勢浜間はそのうちの貴重な一か所。
若狭高浜駅
若狭高浜駅 高浜町の代表駅で駅前のロータリーも整備されています。小浜線沿線の市町村は関西電力さんの関係で比較的豊かでインフラは整備されている印象です。
乗ってきた列車は、東舞鶴に向かって走っていきます。
海岸線から望める山は青葉山。美しい山容から別名「若狭富士」とも呼ばれる高浜町のシンボル。東峰(693m)と西峰(692m)の2つの峰からなり、見る方向から形が変わるそうです。青葉山に沈む夕日は「日本の夕陽百選」にも選ばれており、透明な海と青葉山の風景は思わずカメラを向けたくなる景観です。
何ともきれいな稜線です。
UMIKARA 「駅メモ」デジタルスタンプラリーの指定スポット。おしゃれなショッピングモール。漁港と隣接した立地条件から水揚げされた新鮮な魚介をお客様に提供、販売されておられます。
恐竜推しなところがここも北陸地方、福井県であることを再認識させてくれます。
昔、こういった文房具屋さんと本屋さんを兼ねたお店が多くありましたね。地方ではまだまだ残っているところも多く懐かしい気持ちになります。
若狭高浜駅に戻り、発泡酒とUMIKARAに出品されていた地元パン屋さんのフランクロールをいただきます。
列車待ちの時に駅で飲むお酒はなんでこんなにおいしいのでしょうね?
東舞鶴行きの列車がやってきました。小浜線は電化されていますがローカル線。小浜駅以西の運行は、1時間に1本、時間帯によっては2時間待ちもあります。18きっぱーの方は要注意です。
この列車に乗って本日最後の「駅メモ」デジタルスタンプラリーのイベントスポットのある東舞鶴に向かいます。
東舞鶴駅
東舞鶴駅 今回のデジタルスタンプラリーの終着点。最後のイベントスポット「舞鶴赤れんがパーク」へ向かいます。
駅の改札に「艦これ」のポスターが展示されています。その昔、鎮守府が置かれた重要な軍港でもあった舞鶴。現在も海上自衛隊の「舞鶴地方隊」が舞鶴基地において防衛にあたってくださっています。
舞鶴港を散策しながら赤レンガ倉庫へ向かいます。
海上自衛隊 舞鶴造修補給所工作部のある港の付近での夕景。
舞鶴赤れんがパーク 日本遺産にも認定された歴史的価値のある赤れんが倉庫群。
日が沈むとともにライトアップされていきます。
インスタ映えスポットとして有名な場所。スマホを設置する台が設けられ記念撮影されるグループも多いようですが、この日は年末でしかも17時過ぎ、日没前なので観光客はだれもいませんでした。
北吸トンネル (北吸隧道) 日露戦争時に舞鶴鎮守府が設置されたのを期に軍港引込線として設けられたトンネル。 廃線後は自転車・歩行者用の遊歩道になっています。アーチ状に設計され赤れんがが美しくレトロな雰囲気を漂わせています。
東舞鶴駅に戻ってきました。停車中の福知山行きに乗車して綾部経由で京都に戻ります。
この記事も最後までお読みいただきありがとうございました。
追伸 本日、楽しんでいた位置ゲーム「駅メモ」のデジタルスタンプラリーが中吊り広告をジャックしていました。
デジタルスタンプラリーのご褒美アイテムも無事ゲットできました。
今回の「駅メモ」デジタルスタンプラリーの主人公キャラ「小浜まい」ちゃん。元ネタとなる駅は、JR西日本 小浜線 小浜駅(福井)。
モチーフとなった車両は、おそらくカラーリングなどから本日、お世話になった車両。JR西日本125系電車だと思われます。
なかなかよく擬人化できています。毎度のことながらびっくりです。