北陸新幹線が2023年度末(2024年3月)金沢~敦賀駅間開業に伴い、北陸へは「青春18きっぷ」で行けなくなります。桜の季節に「青春18きっぷ」で金沢にくることができるのはこの春がラスト。思い立って4月1日(土)エープリルフールに京都駅で始発に乗り、北陸金沢へやってきました。
金沢までの春の車窓
途中、経由する滋賀、福井の車窓も春爛漫。
「金沢駅」にて
10時過ぎに近江金沢駅に到着。普通電車を「京都→近江今津→近江塩津→敦賀→福井」と乗り継ぎやってきました北陸金沢。市内桜が見頃ということで金沢駅は多くの観光客で賑わいすぎています。
金沢駅に停車中の観光列車「花嫁のれん」号が発車時間を待っています。
せっかくなので位置ゲー「駅メモ」の花嫁のれん号がモチーフのキャラクターで記念撮影。こうして並べてみるとよくできているすばらしいキャラデザインです。
金沢駅外観。北陸新幹線開業以来、玄関口としての威容を誇ります。伝統芸能である能楽「加賀宝生」に使われる鼓(つづみ)をモチーフにした「鼓門」のインパクトは相変わらずすごいです。市内のレンタサイクル「まちのり」を利用します。しかしここでアプリとクレカが原因不明の連結できないトラブルに。しかたなく駅近くの「まちのり事務局」へ行き現金でレンタルすることに。無事、自転車ゲット!
春、晴天の金沢の街を自転車で走ることができるのは本当に楽しくて幸せです。
「主計町茶屋街」と浅野川
「主計町茶屋街」 昔ながらの風情ある料理屋やお茶屋さんが浅野川沿いに立ち並んでいます。
桜並木の下、国内外から訪れた多くの観光客が散策を楽しんでいます。
「中の橋」から「浅野川大橋」を臨む。浅野川大橋の向こうは「ひがし茶屋街」への玄関口。
浅野川「梅ノ橋」。この日は地元の方から観光客まで川べりでくつろぐ人が多い。
「ひがし茶屋街」にて
「ひがし茶屋街」 金沢屈指の観光スポットであり代表する茶屋街。伝統的な街並みはいつ来ても新しい発見があります。
この日は休日。観光客が途切れません。店巡りを楽しみたいところですが今回の滞在時間のトータルは約5時間。他もまわりなければならないので早々に切り上げます。
「宇多須神社」にて
「宇多須神社」 ひがし茶屋街から少し外れた一角にある「宇多須神社」。「毘沙門さん」の愛称で地元の人に親しまれています。桜も美しく金沢にやってきた時は必ず立ち寄るパワースポットです。
この日は結婚式が執り行われていました。奥に白無垢の花嫁さんがおられます。
御朱印いただきました。
「飴の俵屋」にて
「飴の俵屋」 創業約200年有余年、金沢でも長い歴史を持つあめ屋さん。砂糖を使わず厳選した国内産の米と大麦のみで作られる飴は「じろあめ」と呼ばれ親しまれています。本店は金沢市の指定保存建造物となっており風情あります。本店で「じろあめ」を買うのを金沢散策の際いつも楽しみにしています。
「金沢城」にて
「金沢城」 金沢城へやってきました。兼六園は隣です。先に金沢城から散策します。昔、金沢城は金沢大学のキャンパスでした。その後、城址の中の建物などが再建され今では金沢屈指の観光スポットになっています。
「兼六園」にて
「兼六園」 今更、説明不要、日本三名園として有名な「兼六園」。広い園内には築山、池、茶屋が点在。それぞれの景観を楽しめる廻遊式の庭園。四季を通じて楽しめる素敵な庭園ですがこの日はとても多くの花見行楽客で賑わっていたので写真撮影は控えめです。
金沢城と兼六園を一通り散策した後は、城壁沿いの道を行き石浦神社へと向かいます。
「石浦神社」にて
「石浦神社」 古墳時代に開かれたとされる金沢最古のお宮さん。恋愛成就の御利益もあるとのことで金沢女子旅のパワースポットになっているとか。
後で知ったのですがアニメ「君は放課後インソムニア」の劇中に登場するらしくファンの方々の間には聖地のひとつだそうです。
「犀川」にて
「犀川」 桜橋より。この日は晴天でしたが山々では春霞がかかっているようでした。白山山系の山々がうっすらと背後にみることができます。
「犀川」河原の桜
「犀川」犀川大橋より
犀川大橋は、登録有形文化財でもあります。
野町にある堅正寺さんの境内の桜。
「尾山神社」にて
「尾山神社」 前田利家公と正室お松の方を祀る神社。御朱印いただきました。書き置きのみだったのが少々残念ではあります。
「神門」にはめ込まれたギヤマンはとても美しいです。この写真はあまり映っていませんが。
15時過ぎに無事「まちのり事務局」に戻ってきました。本来なら金沢の夜を堪能したいところ。しかし明日は春の「のと鉄道」乗り鉄の予定。始発からの行動開始のため、七尾市のビジネスホテルに前乗りします。15時29分金沢発の七尾行きに乗車します。
「金沢」駅より「七尾」駅へ
駆け足で周遊した春の金沢ですが天候に恵まれ、桜も満開、大満足の一日でした。加賀百万石の街金沢、何度訪れても楽しい街です。
記事を最後までお読みいただきありがとうございました。(→次号へつづく)
追伸
金沢駅から七尾線で七尾に向かう途中、良川駅で列車交換。やってきたのは観光列車「花嫁のれん」。朝に金沢駅で見かけた車両です。1日4往復、金沢と和倉温泉の区間を走ります。季節の料理・スイーツが車内で堪能できるそうです。今度、乗車してみたいです。
七尾駅に着きました。七尾の街はアニメ「君は放課後インソムニア」の舞台になっているそうです。そういえば「探偵ナイトスクープ」でネタにもなっていたような
位置ゲー「駅メモ」のキャラクターのひとり「七尾こうめ」。JR西日本の観光列車「花嫁のれん」がモチーフになっています。到着ホームの駅看板も「花嫁のれん」仕様になっています。