今回の鹿児島旅行、いくつか目的があります。午前中知覧を散策後、午後に訪問したい場所は以下。
・本土最南端の始発・終着駅「枕崎駅」
・「薩摩酒造 花渡川 蒸溜所 明治蔵」
・「射楯兵主神社」(釜蓋神社)
・本土最南端JR駅「西大山駅」
知覧からまずは枕崎に向かいます。薩摩富士こと「開聞岳」は大好きな山。独立峰で海に隣接し0海抜から延びる稜線の美しさはいつまでも眺めていられます。知覧の高塚丘からは茶畑越しに開聞岳を臨めます。この日の午前中は雨天曇天が続きうっすらと確認することはできましたが全容がはっきり見ることができませんでした。
JR九州 枕崎駅
知覧より車で約30分。本土最南端の始発・終着駅「枕崎駅」に到着します。一度訪れたかった終着駅だったので満足。
JR九州を認識させる青帯をまとったキハ40系が出発の時を待っています。
ソテツが植えられた駅舎はどこか南国情緒あふれています。
枕崎お魚センター 展望レストランぶえん
枕崎駅を撮影後、時間はもうお昼時。「枕崎お魚センター」に向かいます。カツオ漁の日本有数の港である枕崎漁港。港をでれば外海だけに停泊している船もどこか頼もしく感じます。
枕崎お魚センター内にある「展望レストランぶえん」でお昼をいただきます。迷ったのですがオーソドックスに「地魚刺身定食(1,480円)」をいただくことにしました。
後で調べてわかったことですが、店名の「ぶえん」とは塩漬けにする前の状態の事を指し、ナマのままで食べれる魚で、無塩→むえん→ぶえん→「ぶえん」。そこから「新鮮な釣ったばかりの生魚」の意味を持つようになったそうです。指宿、枕崎のエリアでは「刺身」のことを「ぶえん」というそうです。旅先ではいろいろなことを知ることができ本当に面白いです。
枕崎お魚センターで食事、お買い物の後、徒歩にして約10分ほど、近くにある「薩摩酒造 花渡川 蒸溜所 明治蔵」を見学しいきます。
薩摩酒造 花渡川 蒸溜所 明治蔵
「薩摩酒造 花渡川 蒸溜所 明治蔵」は「さつま焼酎白波」でしられる薩摩酒造さんの明治時代から続く蔵。杜氏の方をはじめ多くの職人さんが現在もここで昔ながらの焼酎づくりを営まれています。時間帯によってはその仕込みの光景を見学することができるそうです。
薩摩半島最南端の焼酎蔵。曇天の中でも本州よりも一足はやく春を迎え入れる雰囲気が漂います。
風格のある広い玄関より入館します。
焼酎、日本酒はやはり一升瓶がいいですね。
展望台「立神楼」へのアプローチ。
92段の階段を上がると「立神楼」展望台。枕崎市街が一望できます。
東向き眺望。枕崎漁港が見えます。
西向き眺望。
南向き眺望。東シナ海が広がり、枕崎のシンボル「立神岩」の臨むことができます。
全国ブランドでもあるさつま焼酎「白波」。過去の様々な広告、宣伝を知ることができます。
併設されているショップで薩摩酒造の様々な焼酎やグラスなど購入できます。
特におススメなのはここでしか入手できない「明治蔵謹製焼酎」の中でも明治蔵限定「いもだらけ」「古式蒸留器・ツブロ式 / 古式蒸留器・カブト釜式」。いずれもネット購入不可なので是が非でもここで手に入れておきたい逸品です。
ちなみに私も両方、自分用と知人用に両方とも購入しました。帰りは飛行機なので自宅配送の手配をお願いしました。安心です。
醸造所といえばやはり猫ちゃんですね。
「薩摩酒造 花渡川 蒸溜所 明治蔵」とてもすばらしいところでした。再訪できるように頑張りたいと思います。
「薩摩酒造 花渡川 蒸溜所 明治蔵」公式サイト
明治蔵を出発、本日の宿泊予定の指宿方面に向かい車を西に走らせます。
射楯兵主神社(釜蓋神社)
その途中で「射楯兵主神社」(釜蓋神社)に立ち寄り参拝します。
入り江の岩礁が突き出た所に鎮座しています。御祭神はスサノオノミコト。武の神様ということでスポーツ選手、芸能人の参拝も多くパワースポットとしても有名だそうです。
東方向には海越しに開聞岳が見えます。
JR九州 西大山駅 本土最南端JR駅
本土最南端JR駅「西大山駅」到着。開聞岳を臨む無人駅ですが、黄色ポストがここが観光スポットらしさを演出してます。
山川駅~枕崎駅の区間は、一日8往復の典型的なローカル線。16時58分発の上り列車を待ちます。
薩摩富士開聞岳を背景に先ほど枕崎駅で対面したキハ40系がこの駅にやってきました。
開聞岳の山頂部分が雲に覆われていましたが薩摩富士の愛称の通りとても美しい稜線です。雲の隙間から光が差し込んでいる光景はすばらしいです。
駅には観光客が数人おりましたが、地元の乗降客は少ない無人駅です。
西大山駅を出発、東へ約7km離れた山川駅へ向かいます。
JR九州 山川駅 と 山川港の街並み
JRグループ最南端の有人駅「山川駅」。山川町(現在は指宿市山川)は知人のルーツがある地ということでせっかくここまで来たのだからと訪れてみました。
一部この駅で折り返す列車もあり途中駅でありながら終着駅の雰囲気もあります。
駅前には入江が広がり海が見えます。
港まわりを少し散策してみました。特異な地形なようで外海に近いながらこの辺りは入江になっていて波も比較的穏やかです。
黄昏時の山川港。ゆるやかな時が流れ今日の終わりを知らせてくれます。
山川港には鹿児島湾を進み大隅半島根占港までを繋ぐ “海の国道” フェリーなんきゅうがあります。平日3便、土日祝5便、薩摩半島の先端から大隅半島の先端をショートカットする便利な船便です。次回鹿児島観光の際にはぜひ利用してみたい航路です。
指宿いわさきホテル
この日は「指宿いわさきホテル」に宿泊。
この記事をお読みいただきありがとうございました。(次号へ続く)
(追記)この日の晩、薩摩酒造さんの缶の「神の河」と枕崎で購入していたカツオの白子でちょい呑みしました。
本日の移動。鹿児島市内→知覧→枕崎→指宿。
位置ゲー「駅メモ」での個人的旅先恒例行事ガチャをやります。この日は、ちょうど推しラッピングが当たりした。雨天曇天の日ではありましたが本当に良い一日でした。